とにかくいい思い出がないカシマサッカースタジアムでの試合、本当はいい思い出もあるのでしょうが、いつも44分岩政と表示されたスコアを見ながら悔しさだけが記憶に残されて、いい思い出は自然に消去されていくのでしょう。
鹿島とは戦う前から様々な困難が存在します、とにかくスタジアムに行くのが大変で同じ関東とは思えない、ジュビサポだけではなく他サポからもパスポートが必要と言われるのも理解できてしまうほどです。
バスが新宿渋谷を出発した後の困難は車内でいつの試合のDVDを流すかというものでした、何年も勝っていないだけではなく引き分けでも劇的に追いつかれたり、とにかく鹿島側にとって最高の試合しかしていないので、1号車はDVDを流さず2号車は鹿島とは無関係な過去の天皇杯の試合を流してスタジアムへむかいました。
スタジアムに到着して席を確保し終えると多くのサポーターがモツ煮を求めて行動を開始していました、自分はモツ煮をグッと我慢して試合に集中する事は出来ずにモツ煮以外のものを食べました、アウェー側は店が少ないのと他のゾーンと隔離されているので来シーズンはメインのチケットを買ってスタジアムグルメを堪能したいと言う話しが出るほどで、長い間勝利していないと試合以外の要素を求める様になってしまうのだと実感しました。
優勝を逃したからかいつもの鹿島の動きではなく、開始早々に前田がリーグ通算99点目となる先制ゴールを決めていきなりリードを奪う展開、用意された99の巨大ユニ段幕がゴール裏を覆うと喜びながらも「これで段幕が下がって大ピンチになってたら嫌だ」とネガティブな想像をする人もいました。
しかし前半13分に想像とは真逆の展開、前田のキープから脩斗が左サイドを抜け出してクロスを上げるとジウシーニョが合わせて2点のリード、嬉しいはずなのに予想外の展開に戸惑うジュビロゴール裏、この後の鹿島の反撃を必死に退けていましたが終了間際に岩政決められました、またしても44分岩政と表示されてしまいましたが、ある意味これで呪いは解けたと考えて後半を戦える、前回の対戦で前半終わって2-0から大逆転負けした時とは違うと勝手に信じる事にしました。
後半は圧倒的にに攻められましたがチャンスがなかったわけではなく、時折迎えるチャンスをミスで自ら放棄し危険な時間を増やす悪循環、能活と那須が必死に防ぐシーンは正直ゴール裏からは何が起こっているのかハッキリと理解できない状況で心臓に悪い試合展開でした、テレビで確認したら微妙な場面もありましたがリーグ戦では2002年以来の勝利、ここで初めて勝ったサポーターや久々の勝利に涙のサポーターもいました。
どんなジンクスも通用しない相手でしたが、仲間の一人が言いました「誰かがチケットを忘れると勝つ」と、チケットを忘れてどうしようかと考えていたら足を踏み外して捻挫したダメサポな自分ですが「モツ煮は食っても食われるな」と言う事を学びました、次の名古屋戦はチケット完売なので絶対に忘れる事が出来ない一戦ですが、ホーム最終戦を勝利と前田の100ゴールで締めくくりましょう。
Ryu
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