ほんの一週間前のアウェイ広島戦には、着替えと、デオドラントスプレーと、汗拭きシートと、大量の飲み物持参でスタジアムに行ったのに、台風の通過とともにあっという間に秋がやってきた。空の雲も、空気もまったく違っていた。
三連休の中日だけれど渋滞もなく、むしろ普段の土曜日よりスムースなくらい。全体開門前に到着したスタジアム前には警察、消防の車両が勢揃い。一体何事?と思ったが、なんの事はないこれもイベントで、普段のる機会のない(あっても困るけど)車両に実際に乗ってみる事もでき、かなりの興奮。
試合前から先日の五輪予選で活躍のギュンギュンコールが続く。病に打ち勝って、よくぞ復帰してくれたよね。今日はホームで大暴れしてもらいたい。
今日は那須キャプテンが累積で休み。最近どうもプレイにキレがないキャプテン代わって脩斗がスタメンなので、それはそれで楽しみな部分もあった。まさかこんな言葉を口にする日が訪れるとは...。
いつものように試合の入り方がなぁ...。闘志満々でものすごい運動量で攻めてくる新潟に振り回されている。でも、素人目にもこりゃ90分は続かないだろうと見えた。そして時間が過ぎるうちにジュビロがリズムを掴んで、自分たちのペースで試合を運んでいった。何度か危ない場面や、バーに救われた部分もあったが、新潟にはあまりにも決定力がなかった。あんなに外人頼みなのに、その助っ人が(以下略)。まぁこちらも外しまくっていたので大きな事は言えないけど。それでもいつ得点してもおかしくない時間がずっと続いた。いい加減シビレを切らし、ロスタイムに入りこのままスコアレスドローかぁと、頭の中で星勘定を始めた時だった。DFを交わし攻め込んで来た前田のゴールはポスト直撃でウワァとのけ反ったら、詰めていた荒田がゴールに流し込んだ!もうサポーターも大爆発!!眠れる獅子、荒田智之の覚醒だ!それもいつもはジュビロが失点するパターンの時間帯。ガクッとうなだれて帰途につく恐怖の終了間際の失点。その逆なんだからそれは気持ちいいったらありゃしない。試合終了のホイッスルと共にピッチにへたり込む新潟の選手の横を、ハイタッチをし、肩を抱き合いセンターサークルへ向かうサックスブルー戦士たちの姿が神々しく見えた。ハイタッチで場内を回る選手たちの顔にも笑顔が溢れていた。
何度も書いているフレーズだけれど、勝って兜の緒を締めよである。今週も水曜のナビスコ仙台戦、土曜の山形アウェイと連戦だ。ここはきっちりと勝って、下位とではなく上位と星勘定をできるように更に浮上していこう!
Ken2