前節、4試合を残してJ1残留を決めた我らがジュビロ。
この2週間の間には天皇杯3回戦がありハチの負傷に気を揉み、監督に続投要請の報道に物議を醸し、駒野選手の古巣広島からのオファーに動揺しと、あれこれあったものの、正直まぁ残留決まったしねぇという安堵の気持ちが大きかったのは否めない。そしてその気持ちがそのままピッチに伝わってしまったかのような、ダラけた試合内容の新潟戦だった。
11月だと言うのにまだまだ日差しが暑い日曜日、絵に描いたように雪を被った富士山を眺めつつ、往路は快適にバスは進んだ。前述のように車内もまったりとした空気が流れていた。そんな中、IWATA EASTとして2シーズン目の終盤を迎える今でも、初めて参加して下さる方も何名かいらっしゃり、我々としても嬉しい限り。ひとりでも多くのサポーターと共にスタジアムに乗り込みたいと続けているバスツアーなだけに、仲間が増えていくのは何よりのご褒美だ。
顔がジリジリと日焼けしていくのが自分でわかるようなヤマハスタジアム。選手到着時のスタンドへの挨拶では、それぞれの思いを込めて駒野コールと、得点王を期待しているぞと前田コールで力強く迎えた。
試合の方は、まるでなぜ今季もこんなギリギリの順位だったかをハイライト編集で見せてくれているかのような内容。中盤がポッカリ空いているから、必ずと言って良いほどそこでボールを奪われて攻撃終了。得点王を狙う前田遼一と韓国代表FWイグノのツートップを擁しているのに、そこにボールが入りゃしないのだから、宝の持ち腐れだよ。そして西やジウのように縦横無尽に動き回る選手もいない。更に上を目指す新潟相手に勝てる雰囲気が皆無の展開だった。
なんだかなぁ…。
でも最初に書いた通り、自分自身もマッタリした気持ちでゴール裏に行ってしまった事は事実。選手のマッタリさを責める事は俺にはできない。残り3試合、まずは自分が気合入れて行こうと心に誓った。そしてその気持ちをピッチの選手にコールと共に大声で伝え、少しでも上を見据え、更には来年へと繋げていかなきゃまた同じになっちゃうもんなぁ。落胆よりも反省の念にかられつつ、夕闇せまるヤマハスタジアムを後にした。
Ken2
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