リーグ戦が佳境を迎えるころ、今年も始まったサッカー日本一決定戦&世界への道、天皇杯。
今年からJリーグのチームも2回戦から参戦ということで、例年よりちょっと早めのスタートです。
ジュビロの初戦の相手は高知大学。
大学生相手ですから、これぞプロ!というところを見せ付けてほしいところ。
13時キックオフのため、バスは朝6時50分に新宿を出発。
大きな渋滞もなく、ほぼ予定通りにスタジアムにつくと、まあなんとものどかな雰囲気。
さわやかな秋の日差しの下、バックスタンド独り占め!
ビール片手に「勝たなきゃこの写真使えないのよね」と、イワタイーストのグラビアアイドルが冗談めかしてつぶやきます...。
そんな冗談が冗談にならないのがジュビロ磐田さんなのでした。
これぞプロ!ってところを見せ付けるどころか、大学生相手に攻撃でいなすことも守備できっちり止めることもできません。
実力差がないわけじゃないんです。
実力じゃ間違いなく上まわっているはずなのに、勝つ気あるんだかないんだかわからないプレー。
見ててイライラしてきます。
勢い任せにくるアマチュア相手の試合は難しいとよく言いますが、本当にそれだけのせいなのだろうか?
時間が進むにつれて不安にもなってきます。
何かの拍子に1点取られてしまってガチガチに守られてしまったら、今日のジュビロはそこから盛り返せるチームなのか?
前半終了間際に犬塚選手のゴールでなんとか先制。
後半になっても同じような戦い方が続く中、萬代選手に代わって松浦選手、そして負傷退場となってしまった金沢選手に代わって船谷選手が入ります。
二人が入りチームが活性化、前半から飛ばしていた高知大の選手の足が止まり始めたこともあり、だんだんと攻撃がスムーズになってきます。
そんな後半36分、途中出場の船谷選手のゴールで追加点。
残り5分、相手の勢いもそれほどないので少しほっとしていたところに、ベンチに登場したのは背番号9!
中山選手の登場にスタジアムがわきあがります(2300人ほどしか入っていませんが...前日の高円宮杯準決勝の半分...)
華麗なプレーとはいきませんが、ワンプレーワンプレーでわくわくさせる、さすがの存在感、そして必死さは健在です。
試合はそのまま2-0で辛勝。
なんとか勝ったものの情けない内容のせいか、客の入りのさみしいスタジアムのせいか、選手たちはなんだか肩を落としてダラダラとあいさつをして去って行きました。
その後、高知大の応援団から中山コールが起こります。
ベンチに帰りかけていた中山選手がアウェーゴール裏にあいさつに行くと、出場していた選手たちがワラワラと中山選手に集まり握手を求めます。
ああ、やっぱりスターなんだなぁ...としみじみ思ってしまう、ほほえましい光景でした。
そんな高知大の選手たち、ひとしきりはしゃいだ後は、ジュビロサポーターにもきっちりごあいさつ。
ジュビロの選手たちと比べてなんとさわやかなことさわやかなこと。
試合の内容といい、こういうサポーターへの姿勢と言いい、プロって何だろうって思ってしまいました。
勝ったはずなのに、なんだかどよーんとした顔でバスに戻ってくる参加者の皆さんたち。
当然ハイタッチもなしで東京に戻ります。
そんな中、某関東の赤いチームが社会人チームに負けたという速報が...。
そのニュースに、それまでなんだかんだ言っていましたが
「負けなくてよかったね」
という結論に落ち着きました。
何が起こるか分からないサッカー、そして天皇杯。
やっぱり私たち素人が考える以上に難しいものなんですかね。
なにやら次の相手も大学生。
それもJ2徳島を破って勝ちあがってきた鹿屋体育大学。
すんなり勝つのは難しいのかもしれないけど、それでもやっぱり今度こそ気を引き締めて
これぞプロ!っていう試合を見せてもらいたいものです。
これぞプロ!っていう試合を見せてもらいたいものです。
KP
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