はいはい、勝ち組さんが通りますよ~っ!
奥手な私がそれまでは地元関東のアウェイと、ヤマスタのホームゲームへしか行ったことがなかったのですが、老いらくの恋(?)は怖いと言われるとおり、サポ魂に火が点いてしまい、初めてアウェイ遠征を敢行したのが2004年5月9日の万博記念競技場でのガンバ戦でした。
当時はまだビジター側は芝生席だった頃です。初アウェイ遠征を勝利で飾った万博ですが、なんとそれ以降リーグ戦アウェイでガンバに勝てなくなってしまいました。万博のみならず、酷暑の金沢でも、その日が初采配のアジウソン監督の脇汗染みを見ただけで項垂れて帰ってきた年もありました。
そんな万博でガンバにぜひとも勝ちたい!そしてアキレス腱を切り、長期離脱を余議なくされた能活のためにも勝利を送りたい!そんな思いで引き締まった思いで新大阪駅のホームに降り立ちました。
数分後には551の豚まん買うのに列に並んではいましたがね。
まだ3月なのに、何の罰ゲームなのか日曜日のナイトゲーム。翌朝は始発の新幹線で出勤しなくてはならないという過酷な条件での開催。
燃えちゃうんだな、こういうシチュエーション(笑)
いつもならアウェイのスタジアムで見かける顔見知りの人たちも、ごくわずかしか待機列にいませんでした。
その上開門する頃には予報に反しての雨。だんだん強い降りになってきてびしょびしょ。試合前には止んだものの、寒いのなんの!自前のミートテックでなんとか凌ぎました。
こちらに強い思いがある以上に、今季いまだに勝ちがなく低迷しているガンバ側は、試合前に糾弾の横断幕も出ていたほど。数年前、このスタジアムで同じような状況だった自分たちを思い出しました。
さぁキックオフ。
能活に代わりゴールを守るハチ。人知れずこっそりとハチを応援して地味なゲーフラを掲げている私としては気が気じゃありません。
相変わらずひやひやさせられ、落ち着かないゲームの入り方でした。
ぶっちゃけガンバがガンバらしくないゲーム展開をしていたこともあり、均衡状態。
でも、ジュビロは相変わらず頭抱えるパスミスや連携ミスはあったものの、攻守の切り替えが早く、ボールを奪われると一気に守備の布陣を固め、身を挺して攻撃を食い止めていました。これが後半で続くのかと不安になるほどです。
そんな中、飛び出した康裕がGKの股を抜く落ち着いたゴールで先制!
え?オフサイド?いやいや、笛吹かれてないも~ん。
狂喜乱舞のゴール裏。
この日のジュビロは精神論で申し訳ないけど、いつになく勝つ気持ちが強かったと感じました。
チームが一丸となって、闘志剥き出しに戦っている選手たちを見て、そうそうこういう試合を見たくてみんな集まっている訳であり、おのずと結果はついてくるはずです。
以前のようなタラタラしていて「おい!動けよ!」と思わず叫んでしまうような事がなかったどころか、後半に入っても衰えることなく動いていました。
そして我らが前田遼一がPKを獲得!
ガンバの選手たちは猛抗議。
それでも主審はネ申です。(←こんな時ばかりな発言)
落ち着いて決めて2点目!!
あ・・・「口兄」・・・。
いつもクールな前田がベンチに駆けてゆき、入場時に持って入って来てベンチに掛けてあった能活のユニフォームを高々と掲げたシーンには思わずウルウル。
その後、油断した隙を突かれて失点したものの、最後までフルパワーで凌ぎ切っての勝利!
ゴール裏へ挨拶に向かってくる選手たちの笑顔が輝いていました。
選手たちに祝福され、満面の笑みで堂々とゲーフラに向かってきたハチも一回り大きくみえたほどです。
この試合で成長した事は間違いありません。
過酷な条件のアウェイゲームにやってきたサポーターたちと選手がひとつになって、この大きな勝ち点3を共に祝いました。
これがあるから行っちゃうんだよなぁ。
終わってみたら3位!
みんなパソコンの画面を画像保存したでしょ(笑)
でもここを通過点として、もっともっと上を目指しましょう!!